約 3,564,711 件
https://w.atwiki.jp/revival/pages/473.html
議題名 キラ=ヤマトの五年間について 議題内容 キラ=ヤマトのメサイア攻防戦からの行動と心情の詳細を決定する。また、Destiny50話が不採用となっている中で、メサイア攻防戦時のキラ=ヤマトの行動についても決定する。 討論ポイント メサイア攻防戦時の行動についてDestiny50話の「覚悟」発言は採用するか? ストライクフリーダムは無傷のまま? 併合演説後のピースガーディアン設立までの経緯 ピースガーディアンの五年間の活動内容 議題カテゴリ 世界設定 関連テーマ ラクスの正義 関連議題 5年間の歴史設定案 関連情報 未稿 たたき台 キラ=ヤマトの五年間?(募集中)
https://w.atwiki.jp/wiki8_destiny/pages/113.html
機動要塞メサイア 物語後半に登場した、ザフトの最重要拠点。メサイアはメシアの読み替えで「救世主」を意味する。 かつての要塞ヤキン・ドゥーエやボアズと同じく、資源衛星を改造したものと思われる。 議長の詰める執務室の他、CDCなども置かれているだろう事は十分想像出来る。 多数のドックを持ち、最終決戦にはデスティニーとレジェンドもここから出撃した。 また、大型のエンジンを多数設置しており、機動要塞の名に恥じぬ移動能力を持つ。 プラント本国近傍から、決戦の地である月まで移動したのだから恐れ入る。 単なる移動基地ではなく、強力な戦術兵器としての機能も持ち 無数に配置されたビーム砲台、巨大なビームシールド発生リングの他 かつてのジェネシスを改良、小型化したネオジェネシスを備える。 圧倒的迫力と共に進撃し、オーブ宇宙軍に苦戦を強いるも 最終的にはキラ・ヤマトの駆るミーティアを装着したストライクフリーダムにリングを破壊され、その強大な破壊力で内部が崩壊し、機関部が吹き飛んで失速。 最後には月面に墜落した。その後どうなったのかは今のところ不明である。 ネオジェネシス NEO GENESIS (*1) かつて地球連合軍を焼き払った、巨大γ線レーザー砲「ジェネシス」の改良型。 メサイアの中腹部に設置されており、ジェネシスに比べるとかなり小型化されている。 威力も大幅に下がっているが、艦隊を一掃する程度なら造作も無い力はある。 またミラー交換を必要とせず、発射インターバルもジェネシスのニ時間と比較すると極めて短くなっている。 劇中では、月の地平線からダイダロス基地上空へ向けて一発、レクイエム発射口上空へ一発の計二回使われた。 ジェネシスとは「創世記」の事であるが、この兵器は言うなれば「ソドムとゴモラを滅ぼした炎」だろうか。 某新世紀アニメとは関係ない。
https://w.atwiki.jp/seed-ms/pages/183.html
【形式番号】 MGX-2235B 【武器名】 カリドゥス改 複相ビーム砲 【読み方】 かりどぅすかい ふくそうびーむほう 【保有MS】 ZGMF-X24S カオス 【詳細】 ZGMF-X24S カオスのバックパックに内蔵された高出力ビーム砲。 ZGMF-X31S アビス(後に同型装備がZGMF-X20A ストライクフリーダムにも搭載された)に装備されたMGX-2235 カリドゥス 複相ビーム砲をカオス用に改良したもの。 カオスのMA-BAR721 高エネルギービームライフル同様高速戦闘仕様に改修され、その火力はカオスの装備の中でも最大級。 しかし装備箇所がMA形態のセンサーが蓋をする形となり、MS形態では上を向いている都合上、MA形態での使用が前提となっている。 使用する際にはセンサー部分がスライドする形で砲口を露出させる。 カリドゥスは「猛火」を意味する。
https://w.atwiki.jp/msmusou2/pages/209.html
基本情報 [#n92a1cc8] 「ガンダム無双2」でのラクス [#r284caa0] ミッションモード [#t78f7095] ステータス [#k7ef6a7f] 台詞 [#h5d302b3] 基本情報 使用可能条件 ターミナルで「ラクス 歌姫」を見る。 登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 初期所持ライセンス インフィニットジャスティスガンダム CV 田中理恵 使用可能にするには・・・ キラとアスランのストーリーミッションクリアでキラのターミナルにメッセージが来る。これでフレンドシップミッション「君の歌が聞こえる」をクリア後にラクスからくる「歌姫」を読むと追加される。 「ガンダム無双2」でのラクス 「ガンダム無双」初参戦 原作ではたった数分のモビルスーツ搭乗、かつ自力操縦していないにも関わらず、ゲームではパイロット昇格というスピード出世。しかも今回が初ではなく、既に連合vsZAFTⅡという前歴まである。 全パイロットプレイヤーダントツの格闘能力最下位(180)。射撃能力はそこそこ(271)なので、初期ライセンスの∞ジャスティスよりストライクフリーダムの方が彼女向き。真っ先に入手を。 ミッションではストライクフリーダムや∞ジャスティス以外では武者ガンダムMk-Ⅱや∀ガンダムに乗って登場する事が多い。 「今日はおヒゲにしましょう」 プレイヤーキャラとして使うと、攻撃するたびに「うふふ」と笑うのが恐ろしい。 フリーミッション「操縦訓練」では、プレイヤーに基本操作の説明や戦場での戦い方を教えてくれる。 ラクスの台詞の一部は必聴!二回受けると経験値ももらえるので是非受けよう。 (彼女以外にもフラウ・ボゥ、ファ・ユイリィ、ヤザン隊長が教えてくれる。) ミッションモード ストーリーミッション ミッション ステージ 難易度 1 歌姫を探せ! 城砦都市群 2 2 昨日の友は、今日の敵? 地上 3 初期友好関係 良好 キラ、アスラン 不良 なし ステータス パイロットレベル50 能力 数値 順位 Fight 180 40/40 Shot 271 15/40 Defense 251 22/40 Total 702 38T/40 台詞 条件 台詞 キャラ選択 勝ちたいわけではありません 守りたいのです! 出撃 今は戦うしかありませんわね行きましょう! 戦闘配備って……まぁ!戦いになるんですの!? 出撃(∀ガンダム) 今日はお髭にしましょうね…これでよし、っと! 遼機出撃 私なら大丈夫ですわ……必ず帰ってきます、貴方の下へ! 途中出撃 お待たせいたしました私にもう迷いはありませんわ! 一時撤退 私がうかつでした……ここは退かせていただきます 再度出現 やはりこの争乱を止めるためには、私が戦わねばなりませんわ! 再戦 独断進軍 援護 貴方のその行動が更なる犠牲を生むことを、なぜ理解していただけないのでしょうか 100機/エース/制圧(した) 祈りましょうね、ハロ……どの人の魂も安らぐことのできるように、と 勝ちたいわけではありません! 守りたいのです! 夢を見る、未来を望む……それは全ての人に与えられた、生きていくための力です 1000機撃墜 私たちは戦わねばなりません……今を生きる命として、私たちを滅ぼそうとするものと 100機/エース/制圧(された) 貴方がたは何を討とうとしているのか、本当におわかりですか? フィールド守備 さあ皆さん、私についてきてくださいね! SP攻撃 道をあけなさい! HSP攻撃 まだ犠牲が欲しいのですか? CSP攻撃 集中して下さいね CSP攻撃(キラ) キラ「気を付けて、ラクス」ラクス「大丈夫です、キラ」 受け身 鍔迫り合い まだわからないのですか? 苦戦 狙われているのは、私なのですね…… 撃墜の危機 ……私は、今ここで討たれるわけにはいかないのです! 大破 撃墜 救援(親密) 任務だからなのですか? ……でも、貴方が優しいのは、貴方だからでしょう? 救援(信頼・好感) 貴方はとても優しい方ですのねそして、とても強い方…… 賞賛(親密) 貴方が戦うことで、守れたものも沢山あるのでしょう…… 賞賛(信頼・好感) ……コックピットは、避けてくださいね 賞賛(普通) 戦果も重要なことでしょうが、犠牲になる者のこともどうか、お忘れなきように 賞賛(キラ) キラには……悲しい夢が多すぎますでも……今ここにいる貴方が、すべてですわ 1000機撃墜賞賛(キラ) 私も歌います 平和の歌をキラも、私の力と共に… 戦闘開始(親密) 貴方の選んだことです……きっと、何か理由があるのですね? 友好度上昇() ずっとこのまま、こうしていられたら良いですわね 友好度上昇(好感→信頼) あなたのお話、もっと私に聞かせていただけますか? 友好度上昇(普通→好感) これからも、私と共に戦っていただけますか? 友好度低下 士気上昇 あら? どちらへ行かれますの? 優勢 テンションアップ() まず決める、そしてやり通す……それが何かを成す時の唯一の方法ですわ、きっと ゲームオーバー
https://w.atwiki.jp/wiki8_destiny/pages/798.html
Eルート(ザフト陣営) Eルート(ザフト陣営)【CPU戦Eルート】汎用 汎用EX 地上 地上EX 【CPU戦Eルート】 出現する機体の関係上、全勢力の中で一番難易度が高い。 ステージ6が他の勢力と違い、450コスト機体を3機同時に相手にしないとならず、かなり厳しい戦いを強いられる。 また、ステージ4の出現機体もLスト3機とふざけているのかと言いたくなるような編成。 ただ、オーブと違ってデストロイが出てこないのは救いか。それでもミーティアは相手にしなければならないが。 後半はザクウォーリア、デュエルといった420コストが相方ラッシュになり、ほぼ相方のせいで難易度が激増している。 クリアを目指すなら他の勢力を推奨。 汎用 1 資源衛星ヘリオポリス (OP メイリン) ソロ時僚機 ジン(マシンガン) ソロ時敵機 ストライクダガー+M1アストレイ→ムラサメ→Aストライク[キラ]→ムラサメ→Aストライク 協力時敵機 ストライクダガー+M1アストレイ→ムラサメ→Aストライク[キラ]→Aストライク ※200ダメージくらいまでなら、稼ぎの基本を押さえていればDestinyランクは十分取れる。 2 オーブ沖 (OP タリア) ソロ時僚機 ゾノ ソロ時敵機 ストライク(BR)+ストライク(BZ)→Sストライク[サイ]→アビス[アウル]→ストライク(BR) 協力時敵機 ストライク(BR)+ストライク(BZ)→ストライク()→Sストライク[サイ]→アビス[アウル]→ストライク(BR)? ※Destinyランクが取れやすいステージなので、ステージ3EXへ行きたくない人は1落ちすると○ 3 コロニーメンデル (OP メイリン) ソロ時僚機 ジン(BZ) ソロ時敵機 M1アストレイ×2→M1アストレイ→(敵全滅後)→【ザクウォーリア(ライブ仕様)】+Lストライク[トール]+Aストライク[サイ]→(二機撃破)M1アストレイ→Lストライク 協力時敵機 M1アストレイ×2→M1アストレイ→(敵全滅後)→【ザクウォーリア(ライブ仕様)】+ストライク[トール]+Aストライク[サイ]→Aストライク ※覚醒選択 [ザクウォーリア(ライブ仕様)]パワー ※噂のミーアザク。お供も強いがミーアザク自体も侮れないので腕に自信がないならさっさとターゲット落とすべし。 ミーアザクのクラッカーの最大射程は短いので、中央の円柱状の建物から敵を切り離すと楽。僚機と分断して各個撃破しよう。 ちなみにミーアザクは中央の建物から離れないため、始末する時はこっちから出向いてやろう。 また建物の上に登りたがるので、そこで待ち構えるのも手。 4 ガルナハン基地 (OP タリア) ソロ時僚機 ザクウォーリア ソロ時敵機 Lストライク×3→(2機撃破後)→カラミティ+カオス→Lストライク 協力時敵機 Lストライク×3→(2機撃破後)→カラミティ+カオス→Lストライク ※全ステージ中屈指のクソステージ。機体によってはクリア不可能。 格闘機ではまず無理であり、射撃機じゃなければほぼ無理。味方も屈指のクソ機体たるザクウォーリアのため、秒速で落とされるので、自機が420以上なら1落ちすら許されない。 このルートをクリアしたい場合は必ず射撃機もしくは万能機で挑むこと。 Lストの弱点はサブのバルカン以外全て足が止まるということ。なので丁寧に相手の硬直に射撃をしてダメージを与えていく。 とにかく1体ずつ確実に落とすこと。 援軍のカラミティとカオスは大したことはない。 5 南太平洋 (OP ) ソロ時僚機 ゲイツR ソロ時敵機 ムラサメ+ムラサメ[ババ]→ドムトルーパー[ヒルダ]→フォビドゥン[シャニ]→ジャスティス[アスラン]→ムラサメ→ドムトルーパー 協力時敵機 ムラサメ×2→ムラサメ[ババ]→ドムトルーパー[ヒルダ]→フォビドゥン[シャニ]→ジャスティス[アスラン]→フォビドゥン→ジャスティス ※覚醒選択 [ババ][ヒルダ]パワー[シャニ]スピード、[アスラン]ラッシュ ※敵構成が、Aルート連合陣営のEX5に似ている。 オーブや連合より簡単でDestinyが非常に取りやすいが、次のEXは非常に難しくなるので、取りたくなければ1落ちしておくこと。 またムラサメ・ドムと戦いたくなければ、アストレイ1体を残して戦おう。 6 ヘブンズベース (OP タリア) ソロ時僚機 グフイグナイテッド ソロ時敵機 ストライクダガー×2→カラミティ[オルガ]+レイダー[クロト]+カオス[スティング] 協力時敵機 ストライクダガー×2→カラミティ[オルガ]+レイダー[クロト]+カオス[スティング] ※覚醒選択 [オルガ]ラッシュ [クロト]スピード [スティング]パワー ※敵機構成がまるで前作のムウや赤服キラのステージ6オノゴロ島な所。 だが水中に潜られる恐れが少ない分、前作オノゴロ島での強化人間3機戦よりは幾分マシ。 連合やオーブ陣営のステージ6も似たような構成になっているが、 後半の敵3機の出てくる機体の関係上、他2陣営よりもやや難しめに感じる。 強化人間3人同時相手は相当キツいので1機を集中砲火で落としてしまうのが得策。 狙い目は、耐久値が若干低めで変形時などで他と比べると隙も取りやすいカオスか、BZが結構ウザいカラミティも早めに落とせると楽。 また、他機の割り込みが激しいと思うなら障害物の多いヘブンズベースの特性を生かして建物を使い分断するのも手。 だがソロの時は味方CPUの落ちれる回数と相談しよう。任せきりにすると結構な早さで落ちる。 グフイグナイテッドというのも問題。かなり足を引っ張り、このステージの難易度を上げている張本人とも言える。 7 小惑星帯 (OP ) ソロ時僚機 ゲイツR? ソロ時敵機 ダークダガーL×2→ストライク(BZ)→カラミティ→ドムトルーパー→ダークダガーL 協力時敵機 ダークダガーL×2→ストライク(BZ)+カラミティ→ドムトルーパー→ドムトルーパー ※敵機はBZ持ち機体のみで構成されている。ドラグーン機体には嫌な敵が続くが難易度は低い。 その為、意外と簡単にDestiny評価を取れたりするので、EXに行くかは自分の腕前と相談して。 8 宇宙要塞ヤキン・ドゥーエ (OP タリア) ソロ時僚機 デュエル ソロ時敵機 ストライク(BR)×2→フリーダム・M→∞ジャスティス→ストライクフリーダム[キラ]→ストライク(BR) 協力時敵機 ※覚醒選択 [キラ]ラッシュ ※初期のストライクを2機とも落としてしまうとミーティア&ストフリとなって地味にキツイので注意。 FINAL ジェネシス内部 (OP ) ソロ時僚機 指揮官用ゲイツ ソロ時敵機 ストライクルージュ×2→Aストライク→∞ジャスティス[ラクス]+アカツキ(オオワシ装備)[カガリ]→ストライクルージュ→Aストライク 協力時敵機 ストライクルージュ×2→Aストライク→∞ジャスティス[ラクス]+Aストライク→アカツキ(オオワシ装備)[カガリ]→Aストライク→∞ジャスティス ※覚醒選択 [ラクス]ラッシュ [カガリ]スピード ※ルージュに苦戦すると、その後が厳しい。なるべくAストを早く倒し、強敵ラクス・カガリ戦に臨みたい。 汎用EX EX2 インド洋 地球連合軍前線基地 (OP タリア) ソロ時僚機 ゲイツ ソロ時敵機 ストライク(BZ)×2→Fインパルス→Lストライク→ストライクルージュ[カガリ]→Fインパルス 協力時敵機 ストライク(BZ)+ストライク(BZ)→Fインパルス→Lストライク→ストライクルージュ(カガリ)→Lストライク ※ストライクで無駄にダメージを受けない事。 Fインパ・Lストを倒すのに時間をかけたり、ダメージを受けると、ルージュ戦で苦労する。 覚醒もあんまり使ってこないので、素早く倒そう。 EX3 コロニーメンデル (OP メイリン) ソロ時僚機 ジン(BZ) ソロ時敵機 カオス×2→カオス→(全滅後)→ザクウォーリア(ライブ仕様)+ジャスティス[アスラン]+フリーダム[キラ]→(二機撃破後)フリーダム 協力時敵機 カオス×2→カオス→(全滅後)→ザクウォーリア(ライブ仕様)+ジャスティス[アスラン]+フリーダム[キラ]→? ※敵増援と同時にミーアの台詞。またBGMが「Quiet Night C.E.73」に変更 ソロ時はいかに早くザクを落とせるかがポイント。 ジャスティスは近付かなければ大ダメージを受ける心配は少ないが フリーダムはバラエーナや運が悪いとフルバーストを喰らう事もある。 しかし何より邪魔なクラッカーをばら撒きパワー覚醒をしてくるザクを落とすのが先決。 自機が590の場合僚機が落ちまくって自機1落ちでゲームオーバーもあり得る。 プロヴィデンスが登場するオーブ、連合ルートよりは多少楽だが時間との戦いなのは全ルート共通。 序盤のカオスを倒した時点で90~100秒は残しておきたい。 2面&2面EXが割と簡単にDestinyランクを取れてしまうので、ここへ来たくない場合は2面で1落ちしておくといい。 EX4 ダーダネルス海峡 (OP ) ソロ時僚機 ディン(?) ソロ時敵機 Bザクファントム×2→グフイグナイテッド(ハイネ機)→Sザクファントム+ドムトルーパー→Sザクファントム→Bザクファントム 協力時敵機 Bザクファントム×2→(1機撃破以降常時3機?)→グフイグナイテッド(ハイネ機)+Sザクファントム→ドムトルーパー→ドムトルーパー→グフイグナイテッド(ハイネ機)→Sザクファントム→Bザクファントム→グフイグナイテッド(ハイネ機)→Sザクファントム ※記憶が曖昧(抜けるので必死でした)なので出現順序はアレですが、グフが3機、Sザクが3機、Bザクが3機、ドムが2機出てきます。 敵の1機1機がやたら強い。瞬間火力が高い機体ばかりなのでEX2と同じく僚機が撃墜されまくると1落ちで終了もある。 なお、敵が2機なのは最初だけで、最初のBザクを1機落とすとハイネグフとSザクが同時に落ちて来る。 EX5 パナマ基地 (OP ) ソロ時僚機 ジン(バズーカ?) ソロ時敵機 カラミティ+カラミティ→ドムトルーパー→プロヴィデンス→∞ジャスティス→プロヴィデンス→∞ジャスティス 協力時敵機 EX6 東ヨーロッパ 北海沿岸地域 (OP ) ソロ時僚機 バクゥ(レールガン) ソロ時敵機 フォビドゥン+フォビドゥン[シャニ]→ガイア[ステラ]→(一機撃破後)→アビス[アウル]+レイダー[クロト]→2機撃破→アビス 協力時敵機 フォビドゥン+フォビドゥン[シャニ]→(一機撃破後)→ガイア[ステラ]+アビス[アウル]→レイダー[クロト]→2機撃破→アビス ※覚醒選択 [シャニ]ラッシュ [ステラ]スピード [アウル]スピード [クロト]パワー ※開始直後を除いて前半から終盤までほぼ2on3という恐ろしいステージ。 敵機の特性上、ヘタに格闘を乱発すると誰かしらに撃ち抜かれて何時の間にかダメージ負けしてしまう。 特に前半のフォビドゥンは凶悪誘導で直撃させられると非常に面倒な上、 横格で切り刻まれる場合が多いので接近せず射撃で削るのがベスト。 とにかく長期戦になればなるほどこちらが圧倒的に不利なのでさっさとケリをつけてしまおう。 幸い撃墜しなければならない敵の数は少なめ。高・超コスト機がいないのもありがたい。 ステラは他より耐久値が低め(気持ち程度だが)なので、覚醒前に潰せるようにするとグゥレイト。 ちなみにスピード覚醒する機体は双方ともに変形機体なので割と楽。 覚醒されたら変形(ガイアのCSなど)するのを待って、時が来たらすかさず攻撃しよう。 ソロの場合、開始→フォビ1機撃破→もう1機のフォビとガイアをほぼ同時に撃墜、とすればほぼ2on2に持ち込めるためかなり楽になる。 EX7 アフリカ砂漠(夜) (OP ) ソロ時僚機 ゲイツ ソロ時敵機 カオス×2→カオス→プロヴィデンス+ストライクフリーダム→(2機撃破後)→カオス→カオス 協力時敵機 カオス×2→カオス→プロヴィデンス+ストライクフリーダム→(2機撃破後)→プロヴィデンス ※カオス2機を撃破するとプロヴィデンスとストフリの増援が来るので、 2・3機目のカオスを同時に撃破できるようにしておくと2on3にならずに戦えるので楽にクリアできる。 カオス・ストフリ・プロヴィと戦う事になると、四方八方から飛んでくるドラグーンとポッドを 回避するだけで精一杯になる程辛い。 EX8 ダイダロス基地 (OP ) ソロ時僚機 ゲイツR ソロ時敵機 デュエルAS×2→フリーダム・M→デストロイ→アカツキ(オオワシ装備)[カガリ]→デュエルAS→フリーダム・M 協力時敵機 デュエルAS×2→フリーダム・M→デストロイ→アカツキ(オオワシ装備)[カガリ]→フリーダム・M ※覚醒選択 [カガリ]パワー ※作戦終了間際までASを片方残しておくと楽かもしれない。 極太CSのデストロイが現れるが、縦横無尽に飛び回り回避困難な格闘を連発してくるミーティアがさらに恐い。 アカツキをギリギリまで削ってから残った敵機と同時に撃破し厄介なミーティアの出現前に作戦成功するのがベスト。 ただ、機体性能とプレイヤーの腕によってはミーティアを墜とす方がラクな場合もある。 プレイ毎に撃破順を考えてみても良いかもしれない。 EX FINAL ジェネシス内部 (OP ) ソロ時僚機 ゲイツR ソロ時敵機 ストライクルージュ×2→アカツキ(オオワシ装備)+∞ジャスティス[ラクス]→(1機撃破)→アカツキ(オオワシ装備)[カガリ] 協力時敵機 ストライクルージュ×2→Aストライク→アカツキ(オオワシ装備)[カガリ]+∞ジャスティス[ラクス]→(1機撃破)→アカツキ(オオワシ装備) ※覚醒選択 [ラクス]ラッシュ [カガリ]スピード ※(ソロ時)ルージュ×2を同時に倒し、カガリが登場するまでにアカツキ(名無し)になるだけ多くダメージを与えておきたい。 アカツキ(名無し)を倒せば2on2となる。または、ルージュ1機撃破→ルージュとアカツキ(名無し)を同時撃破。 FINAL PLUS 南太平洋 (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 Sインパルス×3→(全滅後)→レイダー[クロト]+レイダー×2 ※覚醒選択 [クロト]パワー ※ザフトBルート地上FINAL PLUSに酷似している。Sインパルスとレイダーたくさん祭り。 ※前半で無駄なダメージをもらわない事。 後半のレイダー×3は2機落とせばクリアなのでクロトは放っておいてもいい。 地上 1 資源衛星ヘリオポリス (OP メイリン) ソロ時僚機 ジンMG ソロ時敵機 ストライクダガー+M1アストレイ→ムラサメ→Aストライク[キラ]→ムラサメ→Aストライク 協力時敵機 2 オーブ沖 (OP タリア) ソロ時僚機 ゾノ ソロ時敵機 ストライク(BR)+ストライク(BZ)→Sストライク[サイ]→アビス[アウル]→ストライク(BR) 協力時敵機 3 コロニーメンデル (OP メイリン) ソロ時僚機 ジンBZ ソロ時敵機 M1アストレイ×2→M1アストレイ→(敵全滅後)→【ザクウォーリア(ライブ仕様)】+Lストライク[トール]+Aストライク[サイ]→(二機撃破)M1アストレイ→Lストライク 協力時敵機 ※覚醒選択 [ザクウォーリア(ライブ仕様)]パワー [トール]ラッシュ [サイ] 4 ガルナハン基地 (OP タリア) ソロ時僚機 ザクウォーリア ソロ時敵機 Lストライク×3→(2機撃破後)→カラミティ+カオス→Lストライク 協力時敵機 5 南太平洋 (OP ) ソロ時僚機 ゲイツR ソロ時敵機 M1アストレイ+ムラサメ[ババ]→ドムトルーパー[ヒルダ]→フォビドゥン[シャニ]→ジャスティス[アスラン] 協力時敵機 6 ヘブンズベース (OP タリア) ソロ時僚機 グフイグナイテッド ソロ時敵機 ストライクダガー×2→カラミティ[オルガ]+レイダー[クロト]+カオス[スティング] 協力時敵機 ※覚醒選択 [オルガ]ラッシュ [クロト]スピード [スティング]パワー 7 アフリカ砂漠(昼) (OP メイリン) ソロ時僚機 ザクウォーリア ソロ時敵機 ダークダガーL×2→ストライクBZ→カラミティ→ドムトルーパー→ダークダガーL 協力時敵機 ※ステージこそ違うが出て来る敵は汎用7面と同じ。 8 ジョシュア (OP タリア) ソロ時僚機 デュエル ソロ時敵機 ストライク(BR)×2→デストロイ→∞ジャスティス→ストライクフリーダム[キラ]→ストライク(BR) 協力時敵機 ストライク(BR)×2→デストロイ→∞ジャスティス[ラクス]→ストライクフリーダム[キラ]→∞ジャスティス ※覚醒選択 [ラクス]スピード [キラ]ラッシュ ※汎用8面との違いはミーティアの代わりにデストロイと∞ジャスティスが出て来る事。 FINAL ジェネシス内部 (OP タリア) ソロ時僚機 指揮官用ゲイツ ソロ時敵機 ストライクルージュ×2→Aストライク→∞ジャスティス[ラクス]+アカツキ(オオワシ装備)[カガリ] 協力時敵機 ※覚醒選択 [ラクス]ラッシュ [カガリ]パワー 地上EX EX2 (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 EX3 (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 EX4 (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 EX5 (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 EX6 東ヨーロッパ 北海沿岸地域 (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 EX7 (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 EX8 オノゴロ島 (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 EX FINAL ジェネシス内部 (OP メイリン) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 ストライクルージュ×2→∞ジャスティス[ラクス]+アカツキ(オオワシ装備)→アカツキ(オオワシ装備) [カガリ]→アカツキ(オオワシ装備) ※覚醒選択 [ラクス]ラッシュ [カガリ]スピード FINAL PLUS 資源衛星ヘリオポリス (OP ) ソロ時僚機 ソロ時敵機 協力時敵機 ムラサメ+M1アストレイ×2→ムラサメ×2+M1アストレイ(ここまで常時3機)→(敵全滅後)→∞ジャスティス[ラクス]+ザクウォーリア(ライブ仕様)×2
https://w.atwiki.jp/revival/pages/757.html
(……何度目だろう。後、何度続ければいいのだろう) 一歩歩む度に、沸き上がる思い。それは疑念であり、偽善であり、後悔でもある。今までしてきた事も、これからしてしまう事も、今からしなければならない事も、それら全てが彼には煩わしく、そして嫌な事だった。 ――人殺し。 彼がしている仕事は、そういうモノだ。誰からも唾棄され、軽蔑されなければならない類の生業だ。しかしそんな彼の思いとは裏腹に、世間は彼を“軍神”と崇め奉る。それは、全く彼にとって嬉しくも何ともない事だと知らずに。 誰も居ない廊下を、一人歩き続ける。彼専用のモビルスーツデッキなので、忙しく走り回る人々の姿はない。整備は既に万端、後は彼が乗り込むのみという所までスタンバイされているからだ。 煩わしげに身に纏うパイロットスーツの各部をチェックし、空気漏れが無い事を確かめる。宇宙で住まう為には、欠かせない癖だ。今回の出撃先は地上であったが、そうした癖は忘れてはならないと思える。青を基調としたスーツに、彼のマークをペイントした専用ヘルメットを装着すると、彼は一個の“パイロット”となった。 通路の先は急に広がった空間になっており、出撃前だというのにしん、と静まりかえっていた。そこには彼ともう一人――人と形容するには巨大すぎる、人類が創り上げた最強の戦闘兵器――モビルスーツ『ストライクフリーダム』が鎮座していた。 その無機質で無慈悲な瞳は、互いに睨み合うかのように静かに見つめ合った。 ――CE78年1月25日。この日、統一地球圏連合の土台を揺るがす事態が始まった。後に“九十日革命”と呼称される、反統一地球連合組織の一斉蜂起である。 宇宙軍第二艦隊が丸々反旗を翻すという異常事態。幸いにして宇宙軍第一艦隊司令ムゥ=ラ=フラガの尽力もあって、それ自体は直ぐに収束した。しかしそこから地上全土に波及した“反旗の狼煙”は暫くの間くすぶり続ける事となった。 獅子姫カガリ=ユラ=アスハ率いるオーブ首脳陣――実質的な統一政府のブレーン達――は、当初こそ穏便に事態を収拾しようと考えていたが、それは結果としてテロリストグループに付けいる隙を与えてしまう事となり、結果としてカガリの幕僚の数人が殉死。この事実にさしものカガリも平和的解決を断念、統一連合の総力を挙げて事態の収拾に乗り出す事を決意した。 しかし、かかる事態に各国政府の足並みは揃わず、早期武力侵攻は遅々として進まず。 苦悩するカガリを見るに見かねて、ラクス=クラインは“歌姫の騎士団”と後に呼称される部隊を派遣した。 ――軍神に率いられた最強の軍団、“ピースガーディアン”の初陣である。 光が、眼前に輝く。 それがビームの光だと、キラ=ヤマトには良く解っていた。 (着弾までコンマ6秒。防御……いや、切り落とす) 避ければ、スピードが落ちる。それを恐れて――とはいえ、発想は常人の域ではない。キラは思い通りに操縦桿を動かし、眼前の光をビームサーベルで切り落とす。鋼鉄の腕が軋みすら漏らさずに動くのは、ストライクフリーダムが入念に調整されている証拠だ。 速度はそのまま。視界には三機のストライクダガー。それらは一斉にビームガンの銃口をこちらに向けるが。 「遅い!」 先のビームでスピードを殺さなかったストライクフリーダムは、その自慢の速度で肉薄する! 三機のストライクダガーは、こちらの動きに対応出来ないようだった。速度にものを云わせて突っ込んで行くストライクフリーダムに、満足に射撃軸線すら合わせられない。両の手にビームサーベルを握らせると、キラはストライクフリーダムを躍りかからせ―― ――瞬間、“それ”が見えた。 眉間に何かが走る。痛みではない、しかし明瞭な感覚が。キラが吐き捨てる。 「出稼ぎで、人殺しなんてっ……!」 キラには見えたのだ。ストライクダガーを駆るパイロットの情報が。そして、その人となりも。 そのパイロットは世間では悪党と呼ばれる類の連中だ。しかし勿論、親も兄弟も、そして乳飲み子も居るのだ。それはキラを怯ませるには十分な内容だった。 キラのそんな思いは一瞬のものであり、彼を苦況に立たせるものでは無かったが――結果として彼は、そのパイロットを殺さない方法を選んでいた。機体の両手両足を無駄なく、瞬きで全て断ち切り、彼等全員を戦闘不能に陥れる。キラが普段から良くやる、相手を殺さずに倒す方法である。 ――“不殺”のキラ。それは、軍神のもう一つの異名であった。 『――統一地球圏連合政府の度重なる警告にも拘わらず、東ユーラシア政府は強硬手段に出る事が出来ませんでした。結果として三つの都市に被害が生じ、未確認ですが数万人規模の死傷者が出た模様です。統一地球圏連合政府はこの事態を憂慮し――』 付けっぱなしだったニュースから、きな臭い話題が出てきてマリュー=フラガは眉根をよせた。別にそうしたニュースが見たくない、という訳では無い。しかし今は、ようやくの休暇を楽しんでいる夫ムゥ=ラ=フラガが居る。せめて今ぐらいは、という思いがマリューにはあった。 「お父さん、アンリの好きな番組が違うチャンネルでやってるから」 主婦の知恵である。 「ン、解った」 礼服のまま帰ってきたのだが、今はその服もだらしなく着崩されて、ムゥはその手に愛娘アンリを抱いて破顔していた。 「ほ~らアンリちゃん、パパでちゅよ~」 ……普段から威厳に乏しいとはよく言われている人間だが、とはいえこれは仕方の無い事だろう。良き父親とはそうしたものだろうから。 そんな事をしながら、ムゥはチャンネルを変える為にリモコンを手に取り――真剣な面持ちになった。夫の為にコーヒーを持ってきたマリューの顔も。 「……キラ君」 戦禍の中で戦っているストライクフリーダムの姿を見た時、マリューとムゥの顔にどうしようもない苦悩が広がっていた。 イケヤ、ゴウ、ニシザワ――彼等の名前に、聞き覚えはあるだろうか。オーブ空軍の誇るムラサメ部隊の“三羽烏”と異名を取る、紛れも無いエース小隊の面々である。かつてストライクフォーメーションでかのカオスガンダムをも屠った腕前は戦後も高く評価され、キラ=ヤマト直属部隊ピースガーディアンの一翼を担っていた。 彼等がオーブ軍人であるというのは、何処に行っても解る。例え軍服を着ていなくても、例え誰もが彼等の顔を知らなくとも。彼等は、骨の髄までオーブ軍人であった。 例えば居酒屋に於いても。 「イケヤ、お主はどう思う」 「ゴウ、知れた事よ。オーブ軍人足る者、迷いはない!」 「……つまりはビール三つで良いのだな、皆」 まあこれは極端な事例として。 要するに彼等は徹底的に頑固で真面目、融通も利かなかったが、しかし他者には決して負けない、誇れる者があった。“忠誠心”がそれである。それは勿論盟主カガリ=ユラ=アスハに絶対的に向けられていたが、その弟であるキラ=ヤマトにもしつこいほど向けられていた。 「「「我ら“オーブ三羽烏”、何時なりと主命にて我が命を捧げて見せよう!」」」 「うん、解った。解ったから……場所だけはわきまえてくれない?」 TPOは望むべくも無かったが、しかして時と場所を考えれば頼りになるのがこの三人である。事実、キラもこの三人を頼りにする機会は多々あった。後年ピースガーディアンが規律正しき部隊になったのもこの三人の尽力あればこそ、である。 とはいえ彼等三人がキラに心酔していたかと言えば、そうでもない。 「イケヤ、お主はどう見る」 「うむ。某の見たところキラ様は未だ、未熟な所がおありだ。戦場に於いて相手の命を取らず、というのは美談ではあるのだが……」 「寝首をかかれる、というのだな。お主は」 「待て待て、主君を貶めるなど家臣のする事ではあるまい。我らは、我らに出来る事をするべきではないか」 「よく言ったニシザワ。無論、拙者は命を惜しむ様な卑怯な振る舞いはせぬ!」 「……我らの意見は一つの様だな。かかる事態にキラ様が陥った場合、我らの取るべき道は一つ」 「うむ、拙者等の命を持ってキラ様に讒言をする。それこそ、武士の本懐である」 彼等の本心はキラも良く知っていたので――何しろ大声で話しているものだから、キラだけでなく部隊内の誰もが知っていた――キラは苦笑するばかりだった。 とはいえ。 (イケヤさん、ゴウさん、ニシザワさん――貴方達は、知らないんだ。僕が何故“不殺”を貫かなければならないのか。何故、それほど人殺しを恐れるのか。何故、人殺しを嫌がるのか。それは、同情でも憐憫でもない……ただ、怖いからなんだよ) ストライクフリーダムを追う様に、三羽烏のムラサメが飛来する。彼等は我が身に変えてもキラとストライクフリーダムを守るのだろう。けれど、それはさせない。そうキラは思う。 キラは再びストライクフリーダムの推力を最大まで引き上げる。オーブが誇るムラサメはおろか、現有のモビルスーツの誰もが追いつけない速度――キラは、何かから逃げるかの様に敵を無力化し続けていった。 ストライクフリーダムが映像に映ったのはほんの一瞬。しかし、それはマリューとムゥの思惟を引きずるには十分過ぎた。 アンリは急に押し黙ってしまった両親の顔を交互に眺めていたが、直ぐ側に来てくれたマリューの胸に飛び込むと安心した様に寝入る。親思いの子供である。 暫くの間があって、ようやくムゥは口を開いた。 「……“狂戦士”、か」 “軍神”でもなく“不殺”でもなく、ムゥはそう言った。それはかつてムゥがキラを評した際の言葉で、それは時の流れで風化した評価の筈だった。 マリューは静かに夫を見る。促し、というには優しい瞳で。 「愛を信じるが故に愛を恐れ、平和を願うが故に平和に怯え、戦いを厭うが故に誰よりも戦いに通じる――」 それは、矛盾。強き槍と盾を持つ、それ故に惑う者の話。 ムゥの目は、悲しげだった。哀れみ、憐憫――しかし、憧憬。それは、人ならざる力量の一端を知る者のみが持つ感情だった。 「俺は、君も知る通り“空間認識能力”なんてご大層な特技を持っている。初めてその特技が披露できた時、俺は小躍りしていたよ。『俺は誰よりも強い』なんて自惚れてな……けれど、直ぐに気が付いたよ。『誰もが持ち得ない、理解出来ない強さ』なんてものは、その所持者をどうしようもなく不安にさせるものだったって事にな」 天与の才――それは、努力の末に身に付けられた技能とは、全く異なる。 努力も何もなく、ただ呼吸をするかの様にそれは身に付く。余人の羨望と嫉妬の視線を受けながら。 しかし、だからこそ“それ”は所持者を不安にさせる。“それ”が本当はなんなのか、実のところ当事者にだって解らないからだ。限界も区引きも道標も無い――それが“信頼に足る能力”だとは、ムゥには思えない。 「世界最強の戦士、なんてのは眉唾モノの言い様だ。そんな言い方されたって、坊主は喜ばない。頼りにしなきゃいけないのに、何処まで頼りにしていいか解らない――坊主はずっと、その恐怖と戦い続けている」 「……そうね」 ムゥはごろんと横になって、マリューに寄り添う様にした。マリューがムゥの髪を撫でると、安心した様にムゥは続ける。 「今、坊主は『世界平和が何によって成し遂げられるか』正確に理解している。ラクス嬢が掲げる『全世界の統一政府実現』はそれの一つの完成形だ。そしてそれを為し得る為に、自分の存在が必要なのだという事も、な」 「…………」 マリューは、何も言わない。ただ、胸中には錆びた鉄の様な思いがあるだけだ。 「坊主にとっちゃ、アレは“実験”なのさ。己の実力を、能力を測る為のな。だから、懸命に“不殺”に拘る――誰よりも利己的な理由だから、拘らざるを得ないのさ」 「キラ君……」 あの子は、周囲に甘える事が出来なかった。“出来る”少年であったから。 それが、彼にどんな苦悩を与えていたのか――マリューには居たい程解る。側に居た者だからこそ。 しかし、もう一つムゥには思う事があった。それは妻子には聞かせたくない、男だからこそ解る理由。決して誇れぬ、しかし避けられぬ願望が彼の胸中にもあるのだ。 (その力を存分に振るった時、俺の心にあったのはただ『恍惚』のみだった――堪ったモノじゃないんだよ、“選ばれし者”っていう感触は。誰も彼もが格下に思えてしまうあの感触は……人が持っちゃ、いけないモノだ。“狂戦士”に取り込まれるなよ、坊主……) 既にテレビには別のニュースがやっていたが、彼等の脳裏には一欠片も記憶されなかった。二人はぼんやりと東ユーラシアで行われている戦闘の事に思いを馳せていた……。 パン屋の息子、鍛冶屋の甥、結婚を間近に控えた娘――そうした人々が駆るモビルスーツを捌きながら、キラは思う。炎天下の外気が、彼等にどう作用するのか、を。 (近くの街まで数十キロ。彼等が生きて帰れるのか……僕には解らない) かといって、助ける事は出来そうもない。分秒を問われる局面で、それは味方の命を晒す行為に他ならない。彼等が救われる事を願うのは単なる偽善に間違い無いのは、キラ本人にも良く解っているのだが。 「出てこなければ、危険な事は無いのに!」 吐き捨てる様に、キラ。それが誰に向けての呪詛なのか、彼自身にも解らない。ただ、吐き捨てないと己の心の蟠りが大きくなりすぎてしまう、そんな気がしたのだ。 誰も解るまい――彼が常に傷付いている事を。 人は嫌な事や辛い事、汚い事から目を背ける事が出来る。“見ざる、聞かざる”事が出来るのだ。しかし、キラはそれが出来ない。どんなに目を背けても、耳を傾けない様にしても、情報全てが彼にインプットされてしまうのだ。陰惨な事件も、残虐な所行も、人間性を疑う様な言動も――余人が無意識のうちに避け得るそれらは、キラには避ける術が無い。 言い方を変えると、彼という役柄は少なくとも“人でない存在”でなければ務まらないのだ。しかし、キラは敢えて“人間”に拘る。それすら捨ててしまったら、もう帰れないのだと思えてしまうのだ。 後ろで、自分が無力化したモビルスーツが破壊されたのが解る。中のパイロットは苦悶と呪詛を世界に残して焼き殺されたのも解る。 ――だが、どうすればいい? 人を救う事はそれなりの労力を伴う事で、また立場によっては味方に対しては敵対行為となり、そして必ずしも良い結果をもたらす訳でもない。人の命は救えても、心を救うのはキラには出来そうもないのだ――そんな自信は無いのだ。 “不殺”とはキラの精神バランスを取る一つの方法で、そこに彼がどれ程その所行を否定されようとも拘り続けた理由があり、制止出来ない思惟がある。 (こんな中途半端な力なら――僕は欲しくなんか無い!) そう、何度思っただろう。何度、諦めたのだろう。彼は世界の美しさをも知る事が出来たが、それ以上に世界の醜悪さを必要以上に知ってしまう。彼にとって人生とは、苦痛と苦難と悔恨の連鎖に他ならない。 それでも。 「僕は、守らなきゃ……!」 守りたいものがある。守りたい者が居る。守るべき世界がある。 夢を叶える為に戦う人達が居る。キラには怖くて踏み出せない道筋を歩み続ける女性が居る。そしてその女性は、キラが本当に欲しかったモノをくれたのだ。 <――貴方が優しいのは、貴方だからでしょう?> 誰も彼もが“彼の能力”を欲した時、彼女だけは“彼自身”を見据えていた。 打算も計算もなく只一人の人間として、彼女は見据えてくれたのだ。 (僕は、人間だ。神様でも、悪魔でもない――そこら辺に居る、一人の人間なんだ!) そう、何度願っただろう。 しかし結局、それを止めてしまうのはキラ当人だった。その内に秘めた能力が、彼自身を蝕んでしまうから。 今はもう、解っている。自分に救いが無い事も。そして自分が生きる理由が、自分自身には無い事も。 だから――かも知れない。彼女の“夢”を叶えてあげようと思えるのは。 <私は、世界を“平和”にしようと思っています。私達は愚かだから、楔が必要なのです> ああ――。 ビームサーベルを振る鋼鉄の腕が、自らの体の様に感じられる。怜悧な刃物が相手の体を切り裂く様も、肌で感じる事が出来る。相手の絶叫が、恐怖の息遣いが良く聞こえる。 けれどキラは奥歯を噛み締め、その作業を続ける。続けなければならないから。 いつの間にか、キラは単独で敵陣を分断し始めていた。彼は常に最前線に立ち、そして常に動き続けていたから、それは当然かも知れなかったが。 敵の思惟が、彼に恐怖を感じている――白い悪魔と、人が囁く。 戦争という行為は、夢を叶える為に他者を排除する行為だ。ならば悪魔と蔑まれてもキラにはなんの感慨も無い。『まあ、そうだろうね』と思う程度だ。 ――ふと、キラは感じた。恐るべき思惟を。 「馬鹿な……!」 己が感じたモノを、キラは否定したかった。己の全能力が、全細胞が感じた事が『嘘だ』と声高に叫びたかった。 敵は、彼等は『キラ』という相手の事を良く勉強していた。だからこんな手段を使うのだ――それは、キラが考えて於かなければならない事だった。 ストライクフリーダムに、何十本ものミサイルが白煙を上げて襲い掛かってくる。キラはその中に“人の命”が入っているのを理解していた。 思いは、人それぞれだった。 ――ああ、俺は死ぬのか。 ――ここで勝たなきゃ、俺の家族が……。 ――どうせ死ぬんだ。パッと逝くか。 希望、諦め――そして紛れも無いのは“幸せを願う”心。 人間ミサイルに乗っているのは、皆覚悟した兵士達だった。 助かる術は無く、死ぬ前に道連れを造る為だけの唾棄すべき戦法。そうそう使われる戦法ではないとキラは高をくくっていたのかも知れない。しかし、少し考えればこの戦法が“不殺の軍神”には最も効果的な戦法だと気付く筈だ。何しろ『何をどうやっても相手が死ぬ』のだから。 撃墜すれば、間違い無く死ぬ。 ミサイルの翼を切り落としても、墜落して死ぬ。 あわよくば、自爆して死ぬ。 ――何をどうしても、キラは相手を殺さなければならない。 「貴方達は、何故!」 (そんなにも僕を憎むのか。憎まなければならないのか!) そうしなければ彼等も生きていけないのだと、キラは知りながら。それでも、どうしても叫びたかった。もはや救いの無い旅路にこぎ出してしまった使者達に、生者が掛けるべき言葉は無いと知りながら。 ミサイル着弾まで、数秒。キラは、決断しなければならなかった。 (ビームライフル――いや、サーベルで翼を――少しでも生存率を上げる為には――!) 焦りが募り、動悸が高まる。冷や汗が伝い落ちるのが自分でも解る。 (……駄目、か) その結論は解っていた。それでも、何とかしたかった。今でも、何とかしたかった。 (“人間”なら、出来ない事がある――これはそういう事なんだろうな) 諦め。キラという人間は、実は常に諦めていた。 自分に幸せは、もう訪れないのだろうと。もう二度と、幸せだったヘリオポリスの頃には戻れないのだと。遠い昔の、世界が美しかった頃には戻れないのだと。 (ライフル――撃たなきゃ……) そうは思う。しかし今、それ以上にキラの心を満たしている事があった。 (もう、いいや) そんなにも、僕は世界から愛されないのか。そんなにも、憎まれ続けなければならないのか。今この場を潜り抜けても、更に一層の殺意に身を投じて行かなければならないのか。 それは、キラという個人が最も望まぬ人生では無いのだろうか。キラという個人が、最も唾棄すべき生き方では無いのだろうか。キラという個人が、最も望まぬ生き方では無かっただろうか。 ミサイルが迫る。キラは、何時しか瞳を閉じていた。 もう、見たくなかった。世界も、希望も、殺意も苦悩も。ただ、楽になりたかった。 『キラ様っ!!』 ――それは、言葉ではない。明確な意志だった。 「……ゴウさん?」 キラの瞳が、再び開かれ――そして絶叫した。 「馬鹿な!? 止めろゴウさん!!」 何故だろう。何故この人達は、全く迷いを捨てられるのだろう。それは強さではなく、弱さから来るモノだとキラは理解していたから、尚更に。 キラの制止は、届かなかった。届いたとしても、ゴウは止まらなかっただろう。 『イケヤ、ニシザワ! 後は頼んだ!!』 『任せろ!』 『拙者も直ぐに行く! 待っておれ!』 ゴウのマサムネは、両手を広げながら突き進んだ。ストライクフリーダムに遅い来るミサイルの盾になるかの様に。 ――互いに、避ける事は不可能だった。 絶叫と、爆発が辺りを包んでいた。キラは、ただ叫んでいた。 ――まだ、ミサイルがある。 ――イケヤさんも突撃していく。ニシザワさんも。 ――ニシザワさんは助けられる。けれど、イケヤさんは。 (……止めてくれ!) キラは叫ぶ。脳裏で繰り広げられる激論に向かって。あらゆる可能性をシュミレートし続けてしまう、己に向かって。 (見せるな、こんなモノを! 僕は、知りたくなかったんだ!) それは、キラという個人の慟哭だった。知りたくもないモノを知りすぎてしまった、哀れな子供の姿だった。 夢も、希望も無く――ただ現実。それは、不幸な事なのだ。 ああ――イケヤのムラサメがミサイルを前進で受け止めていく。腕が飛び、頭が飛び、そして爆発して――。 (……僕のせいなのか!? 僕が、僕が……!) 迷わなかったのなら。傷付く事を選んでいたのなら。 ニシザワ機もまた、同じようにミサイルに突っ込んで行く。キラは、叫んでいた。ただ、叫んでいた。 己の運命を呪い、命を呪い、そして未来を呪い。 それでも、“守り続ける為に”叫び続けた。それは、鬼哭の叫びだった。 ハイマットフルバースト。 その瞬間、全てが吹き飛ばされていた。 ニシザワ機は、脚部を失っただけだった。 ――生きている。その事実は、ほんの少しだけキラを安堵させていた。しかし、直ぐにその瞳は何かを見据えていた。そこには、今までのキラには無かった“明確な殺意”があった。 (……地平の彼方、街より数十キロの目視不可能地点。お前か……お前が首謀者か!) 映像など、見る事は出来ないはずだ。まして、相手は岩陰の地下基地に隠れているのだ。しかし、キラには良く解っていた。その人の要望さえも。 (アンドレイ=グラウル。下らない事を考えるテロリスト!!) キラは、もう躊躇いは無かった。嫌だと思っていた。最低だと、思っていたのだ。 けれど――もはや限界だった。 (僕はいずれ死ぬ。死んでみせる。この最悪な運命と共に。けれど……けれど。その前に、僕は思いのままに人を救ってみせる!) 動くモノの居なくなった大空にストライクフリーダムは飛翔する。ビームライフルを合体させ、ロングレンジライフルに変形させた。 標的はレーダーレンジ外。当たる可能性は限りなくゼロに近い、が。 (お前は、許さない) キラは、見据えていた。グラウルの肖像を。 放たれたビームは、アンドレイ=グラウルという人間をこの世から抹消していた。 ビームの残滓だけが、彼を弔っていた。 九十日革命は、集結した。ピースガーディアン――いや、“軍神”キラ=ヤマトの手によって。 「……どう思う?」 シラヒ=ホス=ホデリは左隣に座っていた女性から急に声を掛けられて多少同様したが、直ぐに立ち直るとその緑髪の女性に返した。 「どうって……流石は“軍神”キラ様だなぁって。だって新人の俺達への終生の命令が『死ぬな。決して、僕の盾になろうなどと考えるな』だもんな。格好いいぜ、実際」 「そうじゃないのよ。そうじゃないっていうか、んーと……」 ふと、シラヒは彼女のネームプレートを見た。レイラ=ウィンというのが彼女の名前らしい。暫く考えて、彼女は口を開いた。 「……なんであんなに悲しそうに笑うのかな、って」 レイラの知るキラ=ヤマトとは武勲の代名詞だ。連戦連勝、敵う者など居ない最強の存在。だからこそ、ああも弱々しいのは意外だったのかも知れない。 「優しい方、なのでしょう。強さと優しさを兼ね備えた英雄――素晴らしい事です」 シラヒの右隣に座るウノ=ホトという男が言う。その言い様には恍惚すらあった。 「あんまり詮索するモンじゃ無いだろ。俺達の上司は良い人だって解ったしな」 「うん……まあ、そりゃそうだけどね」 レイラは何故か思っていた。キラが、彼等を頼る事は無いのだと。ただ、彼は側に誰かが居ないと潰れてしまうのだと。 歩み去るキラの背中には、孤独のみがあった。
https://w.atwiki.jp/susanoo/pages/47.html
最高クラスのブーストを持ち、超弾速のサブで相手の体力を削る高機動機。 ブーストを活かしたズンダ、単発強制ダウンのCS、相手を動かすばら撒きドラグーン、自衛用の待機ドラグーンと火力以外に隙が見つからない。 このように非常に強力な機体だが、組む時に最大の敵になるのは事故。 3000最低の600しかない耐久の都合上、コストオーバーさせてしまうとわずか200しか残らない。 スサノオの方が得意距離が前なので必然的にスサノオが前衛、ストフリがフォローに回ることになる。 まずストフリを先落ちさせるのか、それとも後落ちか、あえて0落ちを狙うかをきっちり決めておかないと一瞬で蒸発してしまう。 お互いの被弾具合をよく見て、臨機応変に対応していくことも必要。通信はこまめに。 ストフリは使っている人も多く、上記のように戦術は多岐にわたるので固定の場合は相方と相談すること。
https://w.atwiki.jp/gundamwarnexa/pages/271.html
ZGMF-X10A フリーダムガンダム [部分編集] エキスパンション第1弾 UNIT 01A/U WT017R 6-白3 1枚制限 【PS装甲】 高機動 [2]:範囲兵器(4) [0]:改装〔フリーダム系〕 (○常駐):このカードは、このカードと同じ属性のGサインを持つ自軍Gが3枚以上ある場合、「PS装甲」の効果では移動しない。 フリーダム系 MS 専用「キラ・ヤマト」 白-S 宇宙 地球 [6][4][6] ウイングガンダムゼロよりも1~2ターン早く場に出せる高機動フィニッシャー。特定条件下でPS装甲で移動しなくなる。 高機動持ちで格闘力6点の頼もしさは折り紙つき。キャラをセットするなりすれば、2~3ターンで敵軍本国に壊滅的なダメージを与えられる。 また改装をもつので、これを利用して敵の攻撃を防ぐことに成功すれば、本国差をあっという間に広げることができる。 ただし、戦闘能力はエールストライクガンダム以上ウイングガンダムゼロ以下といったところ。 高めの値の範囲兵器と十分なサイズで交戦にはそれなりに強いが、自身よりサイズの大きいユニットに抗う術は無く、回避効果も持たない。 このままでは6国ユニットにしてはあまりに危ういので、キラ・ヤマトをセットするなり、他のカードでサポートしてやりたい。 ジャスティスガンダムなど、後に収録された「ニュートロンジャマーキャンセラー」搭載機の多くがこの効果範囲を拡大させたようなテキストを持っており、基本的にはこの効果の上位として扱われている。ただし、このカードは防御に出撃したと場合でも移動しないという利点がある。さらに後、追い打ちをかけるようにハーフデッキ版が収録され、存在意義がほぼ喰われてしまった。現状、射撃力と範囲兵器とPS装甲がこのカードのアイデンティティとなってしまっている。 [部分編集] 第11弾 UNIT 11E/U WT202S 5-白2 1枚制限 クイック 戦闘配備 高機動 [1]:改装[フリーダム系] (>起動):「PS装甲」または「特徴:PS装甲」を持つ自軍ユニットが場に出た場合、自軍手札、または自軍ハンガーにある、X以下の合計国力と、「PS装甲」または「特徴:PS装甲」を持つユニット1枚を、自軍配備エリアにロール状態で出す事ができる。Xの値は、自軍Gの枚数+1とする。 フリーダム系 MS PS装甲 専用「キラ・ヤマト」 白-S 宇宙 地球 [5][2][5] 初のクイック持ちのフリーダムガンダム。 「PS装甲」または「特徴:PS装甲」を持つ自軍ユニットが場に出たら、自軍手札か自軍ハンガーにある、X以下の合計国力と、「PS装甲」または「特徴:PS装甲」を持つユニット1枚を、自軍配備エリアにロール状態で出撃できる。 イラスト違いの「コレクタブルレア」が存在する。通常版はAs'まりあ、イラスト違いはHiroshiAyaragiである。余談だがイラストは、ネグザレア版が、後述のプロモと同じアンビデクストラス・ハルバードだが、プロヴィデンスの止めでしか使っていない。コレクタブルレア版は、セイバーとの戦闘で二刀流を披露した風になっている。 「PS装甲」を持つユニット一覧(11現在) エールストライクガンダム《01/SP》 ランチャーストライクガンダム《01 B1》 ソードストライクガンダム《01》 ストライクガンダム《01》 デュエルガンダム《01》 バスターガンダム《01》 デュエルガンダム(アサルトシュラウド) イージスガンダム《02》 ブリッツガンダム《02》 ストライクルージュ フリーダムガンダム(フルバースト) ジャスティスガンダム《EX03/B2》 カラミティガンダム フォビドゥンガンダム レイダーガンダム プロヴィデンスガンダム《EX04 B2》 フォースインパルスガンダム《05》 ソードインパルスガンダム《05》 ブラストインパルスガンダム《05》 デスティニーガンダム《05 B3》 フリーダムガンダム(ミーティア) エールストライクガンダム(ムウ機) ガイアガンダム アビスガンダム カオスガンダム ジャスティスガンダム(ミーティア) セイバーガンダム ガイアガンダム(MA形態) デスティニーインパルスガンダム ストライクフリーダムガンダム デストロイガンダム ガイアガンダム(バルトフェルド機) インフィニットジャスティスガンダム デスティニーガンダム(パルマ・フィオキーナ) フォースインパルスガンダム(ルナマリア機) ストライクルージュI.W.S.P. ストライクノワール ブルデュエル ヴェルデバスター フリーダムガンダム(ハイマットモード) ストライクフリーダムガンダム(ミーティア) インフィニットジャスティスガンダム(ミーティア) レジェンドガンダム パーフェクトストライクガンダム ソードカラミティ インパルスガンダム《SP》 デストロイガンダム(MA形態) 「特徴:PS装甲」を持つユニット一覧(11現在) ストライクフリーダムガンダム&デスティニーガンダム フォースインパルスガンダム《B3》 ソードインパルスガンダム《B3》 ブラストインパルスガンダム《B3》 ストライクガンダム《11》 イージスガンダム《11》 ブリッツガンダム《11》 デュエルガンダム《11》 バスターガンダム《11》 ジャスティスガンダム《11》 プロヴィデンスガンダム]]《SP》 パーフェクトストライクガンダム [部分編集] ハーフデッキ UNIT CG/U WT001P 6-白2 1枚制限 戦闘配備 高機動 [1]:ゲイン [0]:改装[フリーダム系] (○常駐):このカードは、帰還ステップの規定の効果ではロールしない。 フリーダム系 MS 専用「キラ・ヤマト」 白-S 宇宙 地球 [6][2][6] EX01と比べて、PS装甲と範囲兵器がなくなった代わりに、戦闘配備とゲインを得て、さらに帰還ステップの規定の効果でロールしない能力を持つ。 ハーフデッキに採用されている都合か、PS装甲の煩わしさが解消されているデザインとなっている。 その結果としてデメリットは1枚制限だけとなっており、供給を持つカードを用意しなくても済む。 帰還ステップでロールする事が無いので、何らかの効果で干渉されない限りは常時リロール状態を維持できる。その為、攻防共に出撃できる大型の高機動ユニットという事で癖が無い。 前述の通り、EX01の自身が競合相手となる。 範囲兵器による除去効果と射撃力との互換だが、単体で運用する分には此方の方が勝っていると言って良い。 ただしPS装甲を参照とする効果の対象外となる為、スカイグラスパーストライクノワール等の他のカードを利用する際には注意が必要。 Gメタルカード仕様。 [部分編集] プロモーションカード UNIT 05C/U WT006P 6-白3 ∞ 【PS装甲】 速攻 [1]:ゲイン [0]:改装[フリーダム系] (○常駐):自軍「PS装甲」の効果は、敵軍ターン開始時に起動しない。 (>起動):このカードは、白のGサインを持つ、(このカード以外の)自軍Gが6枚以上ある状態でGとしてプレイされて場に出た場合、ターン終了時に、ユニットとして自軍配備エリアにリロール状態で移す事ができる フリーダム系 MS 専用「キラ・ヤマト」 白-S 宇宙 地球 [6][2][6] このカードが(白のGサインを持つ自軍Gが6枚以上ある状態で)7枚目以降のGとして場に出した場合、ユニットとして登場する事ができる。 ジャスティスガンダムから出始めたPS装甲の補助効果を持ちつつ、単純な交戦も得意。イザとなればゲインで戦闘修正を得られるのも嬉しい。 最大の特徴は、自軍Gにした際のユニット化効果。 Gの枚数さえ揃えば国力やロールコストを消費する事なく展開できるので、その高い戦闘力と合わせてPS装甲の弱点である防御面をカバーする事が可能。防御用と考えれば、高機動ではなく速攻であるのはむしろプラスともとれる。 出てくるのは自軍ターン終了時なので、キャラがセットし難い。しかしそこはキラ・ヤマト《EX05》を使えば解決可能。 ∞の恩恵で過去の同名と同時の採用が可能だが、他は1枚制限を持つため、結局場に出せるのはどちらか片方のみ。 アストレイ レッドフレームやランデス等でGの枚数が変動したとしても、プレイの解決時に規定の枚数が揃っていれば解決される。 EX05の公認大会開催店舗での予約特典として配付。
https://w.atwiki.jp/gone0106/pages/330.html
『PHASE 48:覚悟の時』 アウルが倒されてからも、シンは粘り強く戦い続けていた。」 だがシンにはそれが戦いといっていいものか、もはや自信がなくなりつつあった。 強い。それは今更言うまでもないことのはずだが、それでも認識以上に強いと言わざるを得ない。 シンも『SEED』を目覚めさせているのに、その反応速度、その空間把握能力を更に上回っている。 シンはもはや攻撃にまで手が回らず、完全の防御のみを行うことで、どうにかしのいでいる状態だ。 だが、ことはただ力の強弱の問題でもなかった。 それは、アウルも撃ち抜かれる瞬間に感じ取った、キラの『虚無感』。 まるで機械か、何かの現象と相対しているような、生き物らしからぬ気配。 それを味わうがゆえに、シンはこのままでは駄目だと確信する。 たとえ仮に、ストライクフリーダムを撃墜することができたとしても、 それはキラ・ヤマトに勝利したことにはならない。 なぜならキラはここには『いない』から。 ここにいるのは、ただの何物でもない自動戦闘機械に過ぎないから。 たとえ倒したとしても、意味が無い。 それでは皆の、ポルナレフの、アスランの想いを、果たすことはできないから。 だからシンは、まずキラを人間にするところから始めなくてはならなかった。 (とはいえ、どうすりゃいいんだ?) シンは自他共に認める、単純な頭を振り絞って考える。 (今のこいつは人間ではない。なぜだ? 洗脳………いや、洗脳にしても、洗脳を受け入れてしまう下地があったのだろう。 アスラン隊長の話は、少しは通じたというから、その後………隊長が落とされて? 友達を失ったと思ったショックで?) 銃弾のような速度と、一突きで針の穴も通すような精密さと、 背筋も凍る冷たさとが同居したビームサーベルの一閃を、デスティニーはかろうじてかわす。 その間も、シンは思考を緩めない。 (心を閉ざした。なら心が開くくらいに、人間らしい感情を爆発させる……… それなら簡単だ。要は………驚かせてやればいいんだ) シンはごく単純に、明快に、答えを導き出す。 しかしその回答を出すための公式をどうするかであるが……… 「ないわけじゃ、ない。やってみるか」 ◆ 「ほれほれどうした兄ちゃんたちよぉ! もっと頑張んなくちゃ、そろそろぶっ殺しちゃうぜぇ!?」 心底楽しげな、とことん邪悪な笑い声が、ポルナレフたちに向けられていた。 (くうっ、調子に乗りやがって! だが不味いのは確かだぜチクショウ!) 現状は完全に防戦一方だった。 既にアヴドゥルの体はほとんどフジツボに覆われ、花京院の左腕を完全に侵食していた。 アヴドゥルは言うに及ばず、花京院ももはや歩くのも精一杯という様子で、息を荒げている。 とても攻撃の余裕はなく、ポルナレフとイギーとで、ゲブ神とダークブルームーンの攻撃を 防ぐことしかできない。 (相変わらず憎たらしい敵だぜ。 地力は大したものじゃないが、水中に敵を引きずり込んだり、力を吸収したりと、 敵の力を下げる戦法は一級というしかねえ。 だが逆に言えば、この戦法に何か穴を見つけることができれば、戦況は覆る!) テニールの強さは奇策の強さだ。正道のものではないゆえに、読みづらく、かつ嵌れば非常に危険だ。 しかし破られれば二度は使えず、敗れるしかないという欠点もある。 「花京院。なんかいいアイデアはねーのかよ。やべえぞこのままじゃ」 「わかっているが………正直これという案は無いな。 奴とゲブ神のンドゥールとの連携はまさに完璧だ。付け入る隙が」 無い。そう言おうとしたところで、花京院に疑問が生まれた。 「ん! どうした、何か思いついたか!?」 「いや………アイデアというわけじゃないんだが、奴らの連携が少々完璧すぎるような気がしてな」 「何? どういうことだ?」 ポルナレフの訝しげな声に、花京院は答える代りに、 気力を絞ってハイエロファント・グリーンの腕をテニールに向け、 「エメラルド・スプラッシュ!!」 スタンドエネルギーによる弾丸を発射した。10発の弾丸は正確にテニールを襲うが、 すかさずカーテンのように広がったゲブ神の水が、テニールを守った。 「だから効かねえんだよ。物分かりの悪い奴らよの~、くっはっはっはっは!」 嘲笑するテニールは無視し、花京院は己の疑問を更に深めた。 「ポルナレフ………いくらゲブ神を操るンドゥールの聴覚が優れているといっても、 あの反応速度はさすがに速過ぎるとは思わないか?」 そう言われ、ポルナレフは考え込む。 「………確かに、この至近距離で、発射された後のエメラルド・スプラッシュの風切り音を聞いた後で、 行動して間に合うというのはちと厳しいか? だが微妙………絶対無理ってほどでも………」 そこでアヴドゥルが口をはさむ。 「いやポルナレフ。確かに、ンドゥールの力を持ってすれば絶対に無理とは言わない。 だが危険はある。そんな危険に、あのテニールが身を委ねると思うか?」 「………確かに。じゃあやはり、もう少し確実な手段で、こちらの攻撃を捕らえている?」 「ああ。そう難しい話じゃない。 この場ではハイエロファント・グリーンは得意の身を隠しての行動もできない。 ハイエロファントが攻撃態勢をとったら、その瞬間に動けば間に合う。 ただ、目が見えるなら攻撃の前兆を捕らえるのは簡単だが、ンドゥールには……」 「無理だな。とすると………テニールが」 「何かしらの合図を送っている可能性が高い」 しかし、テニールは動いていない。ンドゥールに合図をするには音を出す必要があるが、 そういった動作はしていない。無線か何かで連絡を取っている様子もない。 「ではどうやって………」 「………私にアイデアがある」 アヴドゥルがほとんどの力を吸い尽くされた体から、本当に最後の残りカス程度の力を振り絞り、 スタンド、『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』を発現させる。 鳥人が胸の前に掲げた手と手の間に、炎の塊が浮かぶ。 炎は膨れたり縮んだりと形を変えながら、大気を炙って揺らがせていた。 「たった一度のチャンスだ。もう力は完全に尽きる。一度ですべてを決めてくれ」 ◆ キラはどこまでも正確に、ストライクフリーダムを操っていた。 その動きに微塵のブレもない。 あらゆる行動が最善最優。その正確さはまるで未来でも見えているかのような、 敵の方から攻撃に当たりに行っているかのような、いっそ魔的なものを感じさせた。 しかし幾度、敵を落とそうと、屠ろうと、そこには高揚感も満足感もない。哀しみも後悔もない。 ただ機械のように、ただ成すだけ。他に何もないから、ただ息をするように戦争する。 すでに心は動いていないキラであるため、今までで最も長く攻撃をしのぎ、 生きながらえてきたデスティニーという敵に対しても、驚きも苛立ちも持たなかった。 ひときわ強い敵であっても、敵である以上、攻撃して倒すこと以外にすることはない。 手強かろうと恐怖することも焦ることもない。キラにはわかっていた。 このまま攻撃していれば、いつかは確実に落とせると。 それは、将棋やチェスの名手が、何十手先も読み尽くし、 何十手前からでもどちらが勝利するか読み取れるようなもの。 最善の手を撃ち続け、相手の手を読み続け、最終的にこれ以上ない完璧な最後を迎える。 それは誰を相手にしようと、変わらぬ末路だ。 必ず勝てると理解しているからこそ、その勝利はもはや約束されているからこそ、 キラの心は平静で空っぽで、どうとも感じることはなかった。 高揚感も罪悪感も、何一つ思うことはなかった。 (次の攻撃は右からサーベルで振り下ろし、次にやや下がりライフルを向ける。 攻撃と攻撃の合間にビーム砲撃………それで終わり) そしてついに、キラはチェックメイトの時間に到達した。 予測通り、デスティニーの斬撃が来る。 それを最低限の動きでかわし、かすめるギリギリの距離を通過していく光の刃を、恐れもなく確認する。 その後、やはりこれも予測通り、後ろに退いたデスティニーに向けて、すかさずキラは砲撃を行った。 完璧なタイミング。かわす余地はない。実際、かわすことはできなかった。 ビームは命中し、そしてまた一つ、喜びも哀しみもない勝利が、キラの履歴に追加される……… ………はずだった。 「………? え?」 キラのもはや思考とは言えない、ただ勝利の方程式をはじき出すだけの機械的な脳に、 一瞬ノイズが走った。 ありえないバグ。間違った現実。 キラは運命を覆す不条理に出会ったかのように、呆然と、健在なデスティニーを見つめていた。 「な、何が一体………」 それは、太陽が西から昇るようにありえないことだった。 当たらなかったのならわかる。 だが、確かにビームが直撃してなお、何事もなく存在しているのはどう考えてもおかしい。 「何だ。なぜ? なぜ!?」 理解不能の文字が、キラの脳を駆け巡る。しかし、ただ混乱していてはやられてしまう。 キラは混乱しながらも、その体は自然と最善の動きをとっていた。 デスティニーからのビームを素早くかわすと、3回連続でビームを放つ。 そのうちの一つが、デスティニーを突き刺した。 だがそのビームもデスティニーの体表で弾け、跳ね返ってしまう。 「馬鹿な………!」 キラの心の中は、混乱を超えて、もはや恐怖の域にさえあった。 いくらなんでも、デスティニーにここまでの強度があるわけがない。 人間でいえば、銃弾で撃たれたのに弾を弾き返したのと同じだ。理不尽極まる光景だった。 (こんなことがあるはずない! このストライクフリーダムだってビームが直撃すれば破壊される。 撃って壊れないMSなんてそんなものが………ハッ!) そこで、キラは思い当たった。撃って壊れないMS、そんなものが存在するのだと。 「………そういうことかッ!」 恐怖、それは謎あるがゆえ。理解してしまえば、もはやそれは恐怖たりえない。 「やあああああああああッ!!」 雄叫びと共に、キラは一直線にデスティニーへと突進した。 デスティニーはその突然の攻撃に意表を突かれたか、まごつきを見せた。 あっという間に間合いを詰めたストライクフリーダムは、踊るような機敏さで回転しながら、 デスティニーの背後に回り込んだ。 デスティニーは振り向こうとするが、まだ反転が終わらぬうちにストライクフリーダムの攻撃が 運命の名を持つ機体を襲った。 嫌な音を立てて、デスティニーの左腕が砕け折れて吹っ飛んだ。 ストライクフリーダムが放ったのは、腰に備え付けられていた 『MMI-M15E クスィフィアス3レール砲』、電磁誘導によって弾丸を動かし、高速で発射する、 いわゆる電磁レールガンである。 ビームに比べて強力と言うわけでないにも関わらず、その攻撃は確かに効いた。 「ビームははじくが、実体弾は普通に効果がある。 やはりそうだ………お前はさっきまでの相手じゃ、ない!!」 キラが断言すると同時に、デスティニーの姿が揺らいだ。 揺らぎは次第に大きくなっていき、ついには機体の姿がほつれる様に裂けはじめた。 そしてその裂け目から、光が漏れる。それは目もくらむような黄金の輝きだった。 「いつの間に入れ替わったんだ………アカツキのパイロット!」 デスティニーの姿が消えた後に残されたのは、全身金色に彩られたMS、 ビームを跳ね返す鏡面装甲『ヤタカガミ』を備えた『ORB-01・アカツキ』。 ウェザー・リポートの乗るMSであった。 「もうばれたか。だが目的は達成できたようだ」 ストライクフリーダムからの通信を拾い、ウェザーは笑う。 彼の天候操作により、空気を歪めて蜃気楼を造ってこっそりと入れ替わり、 アカツキをデスティニーと思い込ませていたのだ。 「このっ!」 「アンタの相手は俺じゃないぜ」 キラはビームサーベルで、鏡面装甲に覆われていない目の部分を突き破ろうとするが、 ウェザーはそれ以上相手にすることなく退く。 片腕を失ったアカツキは、もはやこの戦いでは足手まといと判断し、戦線離脱した。 そしてアカツキと場を入れ替えるように、デスティニーが脇から現れた。 蜃気楼ではなく、本物のデスティニーであり、シン・アスカだ。 「よくやってくれたウェザー。そして、ようやく会えたなキラ・ヤマト!」 「何を言っている!」 シンからの通信に、キラは怒り混じりに言う。 ようやくも何も、今まで戦っていたというのに、何を今更言っているのか。そう思ったゆえの言葉だった。 だが、シンの考えは違っていた。 「今まで俺と戦っていたのはアンタじゃない。ヴェルサスに操られた殺人機械だ。 だが今のアンタは、どうにかちゃんと『人間』だ」 そうでなければ、小細工を使われ、欺かれていたと知ったことで怒りを抱いたりはしない。 こちらの言葉にわざわざ答えたりはしない。 キラの予想も想像もしていなかった不条理をぶつけることで、 キラに驚きという人間らしい感情をもたらずことに成功したのだ。 そして、いったん感情が漏れ出せば、そこから催眠は解けていき、 そして今、ようやくシンは本当の『キラ・ヤマト』と出会えたのだ。 「そう、こっからだ。こっからが、ようやく本当の、戦いだ!」 「何を言っているんだ………何を考えている!」 「俺の考えていることは、たった一つだぜ。たった一つのシンプルな望みだ」 シンは己の心からの言葉を口にする。それは単なる宣言ではなく、自分自身への誓いの言葉だった。 「『俺はアンタをぶっ倒す』」 対するキラは、一瞬気圧されたように黙り込み、やがて暗い声を捻り出す。 「………やめてよね。君なんかが、僕に勝てるわけ………ないだろぉ!!」 激高と共にストライクフリーダムの剣が振るわれる。 その剣筋は、激高していてもなお、確かで精緻なものであった。 激しさが加わった分、先ほどまでより恐ろしくなったかもしれない。 しかしそれを、シンは巧みに受け流し、 「上等だ! 俺の名はシン・アスカ! アンタと戦った我が師、J.P.ポルナレフの雪辱を晴らすため、 僚友アスラン・ザラの想いを継ぐため……… このデスティニーを持って、アンタを倒す! キラ・ヤマト!!」 誇り高き騎士の如く凛々しく、ストライクフリーダムへと真っ直ぐにビームサーベルを突き付けて、 『カッコよく決めた』のだった。 「おぉおおおぉぉぉぉ!!」 キラは、先ほどまでの様子では考えられない雄叫びをあげ、ビームサーベルを両手に備えて突撃する。 シンはひとまずビームライフルを放ち、牽制をするが、 キラはビームを避けるでなく、シールドで防ぐでなく、 「こんなもの!」 サーベルで、ビームを斬り払った。 「マジかオイ」 さすがにシンも呆れる。音よりも速い光撃を斬り払うなど、師であるポルナレフにもできない。 (いや、教官が話した中に、光速の敵を斬った話があったな。 速さは見きれなくても、軌道上に剣を置くことで、相手が自分から斬られにかかってくる……と。 つまり、こいつは撃たれる前に、銃口の方向からこっちの射線を読んでいるわけだ) ならばと、シンはミラージュコロイドを散布させながら動く。 すぐにコロイドにデスティニーの姿に映り、ぶれて見え始めた。 「くっ!」 キラはビームを斬るのをやめ、シールドを構える。 デスティニーの姿がぶれて、ビームライフルの方向から、ビームの射線が見極められなくなったのだ。 防御に力を裂いたため、ストライクフリーダムの動きが鈍くなる。 サーベルが届く位置まで近づくのが難しくなり、キラはビームによる遠距離攻撃に切り替える。 高エネルギービームライフルと、カリドゥス複相ビーム砲が同時に発射された。 デスティニーはそのビームをかわしていくが、ついに右つま先がビームにかすり、足が爆発する。 「こ、れくらいでぇ!!」 だがシンは怯まず、逆に思いっきり前進した。 ビームの射線スレスレを飛び、ストライクフリーダムへと突進していく。 「『逃げる』なんて高等技術、俺に使いこなせるもんじゃない。 俺には、こっちが合っている。ですよね教官!!」 ポルナレフの教えを思い出し、シンはフラッシュエッジ2ビームブーメランを取る。 投げられたビームブーメランは、キラのシールドを左腕ごと容易に切断し、 ストライクフリーダムの背後へ飛んでいく。 そして反転してきたブーメランはストライクフリーダムの背中に向かうが、 キラはビームライフルで撃ち落とす。片腕を失っても、その射撃に微塵の乱れもない。 だが、ブーメランを撃ち落としている間に、シンは間合いを詰めていた。 アロンダイト・ビームソードを握り、横薙ぎの一撃を振るう。 それをストライクフリーダムはバーニアを停止させ、落下してかわす。 ストライクフリーダムは斬撃をかわした後も、更に落下を続ける。 それを追い、デスティニーもまた落下していく。 「中々、熱くなってきたじゃないか、キラ・ヤマト!」 「黙れ………お前なんかどうでもいい………僕は戦う………いい加減に落ちろ…… …お前を落とす………それだけが僕の全てなんだ!!」 落下しながらビームを撃ち合い、叫び合う。 「戦いだけがアンタの全てか? 前のアンタは馬鹿で考え無しだったけど、今よりまだマシだったぞ! まだ自分ってものがあった! 自分の理想があって、欲望があって、我儘があったぞ! 少なくとも、言いなりの人形なんかじゃなかった!」 「煩い……! 僕にはもう……自分のものなんて無い。みんな、失った。傷ついた。 バルトフェルドさんは死んだ、アスランも足を失った………僕のせいだ。 何も無ければ、もう、これ以上失わなくていい!!」 そして2体のMSは地上へと到達する。 ストライクフリーダムは大地に立ち、片足を失ったデスティニーは、地表より少し上を飛んでいた。 「そんなことでか! まったく勘違いした奴だな! いよいよもってそのMSから引きずり出してやりたくなった!」 「君に何がわかる!」 「わかるかだって!? 知ってるんだよ! アスラン・ザラも、カガリ・ユラ・アスハも、ミリアリア・ハウも、 みんなアンタのことを心配しているってことをなぁ!!」 「ッ!!」 「さっさと片付けて、あいつらに向かって『迷惑かけてごめんなさい』って言わせてやる!!」 「……だ、まれぇ!!」 キラは絶叫と共にビームを乱射する。 ビームはデスティニーには当たらず、周囲のビルや道路を破壊する。 爆発と共に煙と瓦礫が飛び散り、辺りの視界を遮っていく。 「今更、こんなもんで止められるかよ!」 乱射されるビームに対し、シンは真っ直ぐに突進する。だが、それはキラの計算通りだった。 (来い! 君の言葉を止めてやる!!) キラは暴走したわけではない。感情的になっていたのは確かだが、 シンを葬る策をちゃんと用意していたのだ。キラがこの場所に落下してきたのは、偶然ではない。 (君が気付いていないこと。君の背後に落ちている物。 この爆煙で、もう見えないだろうけど……それがある) それは、さきほどキラが砕き落とした、『アカツキの左腕』。 (その位置は憶えている! 角度も、完璧だ!) そして渾身のビームが発射された。 ビームはデスティニーの脇を通り、煙を引き裂き、アカツキの残骸へと当たって、『反射』する。 (計算通り! 反射したビームはデスティニーの背中を確実に貫く! 周囲のビルに邪魔されて、避けることもできない! そもそも気付いているはずがない! これで………) キラの顔に、笑みは無い。喜びも無い。ただ、虚無へと戻ろうとしていた。 だが、 「―――………」 デスティニーの左手が、背中に回された。 そして、手のひらが開かれ、背後から迫るビームが、その手のひらに直撃し―――消し去られた。 「え?」 キラはビームに当たって、なおこちらに向かってくるデスティニーを前に、完全に無防備のままだった。 それほどの驚愕だったのだ。 防いだ理屈はわかっている。デスティニーのデータはターミナルから渡されている。 その左右の手のひらに装備された『パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲』についても知っている。 手のひらに付けられた小型ビーム砲。それによってビームを相殺させ、防いだことはわかる。 だが、 「なぜわかった! 視界も防いだはずだ! まさか、最初から僕の策に気付いて」 その問いに、シンは簡潔に答えた。 それは、どれほど強くとも、目をそらし逃げ続けるキラには決して持てぬ物。 「『凄み』」 そして、シンは右手のアロンダイトを振るう。キラも遅ればせながら動き、ビームサーベルを閃かせた。 2体のMSが交差し、次の瞬間、デスティニーの首が切り落とされた。 返す斬撃で、左腕が断たれる。そして左足を失っていたデスティニーは、大地に接触し転倒する。 倒れ、動かなくなったデスティニーの右手に、アロンダイトは無かった。 「………俺の勝ちだ」 アロンダイトは、ストライクフリーダムのエンジンを貫いていた。 更に、その胸部のコックピットには傷が刻まれ、穴が開き、キラの姿が垣間見えている。 やがてストライクフリーダムがぐらりと倒れ、大地に転がる。 その衝撃で、コックピットからキラの体が投げ出された。 「………死んじゃいないだろ? まだ、これからだもんな」 そしてシンもデスティニーから降りる。決着をつける覚悟を持って。 ◆ 炎が周囲を蹂躙する。アスファルトを溶かし、大量の煙を立ち上がらせ、木々を燃やす。 アヴドゥルの必殺技、『クロス・ファイアー・ハリケーン』の威力だった。 「は………ははははは!!」 だがテニールは笑う。なぜなら、アヴドゥルの炎によって、 テニールはまったく傷ついていなかったからだ。 「残念だったなぁ。最期の力を振り絞っても、この俺を倒せなくてなぁ!!」 動けぬアヴドゥルの攻撃では、テニールまでは届かなかった。 彼の周囲にたゆたう、ンドゥールのゲブ神も同様だ。 「エメラルド・スプラッシュ!!」 笑い続けるテニールに、花京院が弾丸を放つ。だが、即座に動いたゲブ神によって大多数を防がれ、 残りもテニールによって弾かれる。さきほどまでと全く同じだ。 「ははっ! だから効かねえって言ってるんだよ!!」 もはや打つ手はないと思っているテニールは、自分からポルナレフたちへと近づいていく。 完全に調子に乗っていることがわかった。 「………行くぜ。イギー!!」 ウオン、と返事をしたイギーを肩に乗せ、ポルナレフは走り出した。 テニールに向かい、マジシャンズ・レッドの炎に熱された空気と大地の中を。 「カミカゼトッコーってやつかい? 無駄無駄だぜぇ?」 テニールが揶揄し、ゲブ神が迎え撃つ。鉄をも切り裂く爪が、ポルナレフへと襲いかかった。 「シルバー・チャリオッツ!!」 刺突の連撃が、水の爪を貫き、かき乱す。水は飛び散り、またすぐにまとまり、また爪を尖らせる。 「だから無駄だってんだろ!」 ポルナレフがゲブ神の相手をしている間に近づいたダークブルームーンが、こちらも爪を振り下ろす。 ポルナレフの左頬が裂かれ、血が流れる。 だがより重大のことは、その頬にフジツボもくっついたことだ。 「ははっ、これでもうお前もお終いだ!」 増殖し始めたフジツボウロコに不快感を覚えながら、しかしポルナレフは動じなかった。 「お終い? そりゃてめえのことだろ?」 「………なんだと?」 訝しげに唸るテニールに、ポルナレフは顎をしゃくる。 テニールは視線を動かし、そして顔を引きつらせた。 そこには、ザ・フールを現わしたイギーと、そしてザ・フールの顎に咥えられた、 魚型のスタンドの姿があった。 「てめっ! まさかそれ!」 「エメラルド・スプラッシュ!!」 テニールが慌てふためいているうちに、花京院の弾丸が発射された。 今度はゲブ神が間に合うことはなく、テニールはまともにその攻撃を食らって吹き飛ばされ、 街灯に叩きつけられる。 「ウッゲェェエェェ!?」 ポルナレフがテニールに近づくと、ゲブ神も襲ってきたが、 シルバー・チャリオッツの剣は、水の爪を素早く吹き飛ばした。 もはや、テニールとゲブ神は分断された。連携のとれていない今、恐ろしいことはない。 「ゲブ神の反応が良過ぎたんでな。何か仕掛けがあると思ったが、 お前がンドゥールに連絡している様子は無い。ならどうやって? そこで、アヴドゥルの能力だ。 マジシャンズ・レッドの炎の探知機。あいつが炎を出した時のこと、憶えてるか?」 『炎は膨れたり縮んだりと形を変えながら、大気を炙って揺らがせていた』 「あれでまず調べていたんだ。この周囲に他の誰かがいないか………そして、見つけた。 何のことは無い。ここの状況を見て、ンドゥールに伝えていたのは、お前ではない別の奴だったわけだ。 そこの魚みてえなスタンドだった」 ザ・フールに捕らえられた小さなスタンド――『クラッシュ』。 この遠隔自動操縦型スタンドが、ゲブ神の中に潜み、こちらの動きをその目で観察し、 目の見えないンドゥールに伝えていたのだ。 「いるとさえわかれば、俺の目とイギーの鼻で、何とか場所はわかる。 こちらに気付いてないと油断している奴を、捕らえるのは簡単なもんだ。 これでもう、こちらの動きは伝わらない。望遠鏡か何かでこちらを見ようにも………」 ポルナレフは周囲に視線を向ける。街路樹が燃え、いまだに煙が立ち昇っている。 煙に邪魔されて、この辺りは遠くからは見えなくなっている。 この場を見るには、この場にいて見るしかない。 「てことで、もうゲブ神は信頼できねえ。はっきり言うぞ。お前はもう」 「ひ、ひいいいいい!!」 テニールは一か八かの攻撃を仕掛けるが、 「お終いだ!!」 シルバー・チャリオッツの連撃によって、3階の高さにまで吹っ飛び、 終戦条約調印式の会場のあった建物の窓に突っ込んだ。 「おっと、逃がしちまったなこりゃ。けどまあ」 ポルナレフは頬に触れ、フジツボが取れていることを確認する。 アヴドゥル、花京院の二人の体からも、フジツボが剥がれ落ち消えていっている。 「あいつはもうリタイアだろう。あとは………」 残ったゲブ神は、ポルナレフたちにはまったく頓着せず、イギーへと走った。 シルバー・チャリオッツとハイエロファント・グリーンが攻撃し、その体を飛び散らせるが、 ソフトボール2個分程度の大きさだけとなって、なおイギーに向かって走る。 「グオンッ!!」 イギーは吠えて、ザ・フールをけしかけるが、ザ・フールのスピードは速い方ではない。 攻撃は外れ、ゲブ神は捕らえられたクラッシュに触れた。 あの程度の大きさのゲブ神では、ザ・フールを破壊することは難しいと思われたが、 クラッシュはゲブ神に包まれたかと思うと、一瞬にしてその場から消滅した。 クラッシュの特殊能力、水から水へと瞬間移動する力だ。 「!?」 ポルナレフたちが驚いていると、ゲブ神は急に形を崩し、大地に流れ落ちる。 シルバー・チャリオッツが剣を突き立ててみたが、もはやスタンドパワーは感じられず、 ただの水に戻っている。 「………逃げたみたいだな」 策が破れた時点で、この場は諦めたらしい。 「ひとまずは、我々の勝利ということですか」 「そのようだな」 花京院とアヴドゥルも頷く。しかし、二人ともフジツボに力を吸い取られ、 もう立っていることもできない様子だ。危ないところだった。 「だが、あの魚………瞬間移動か? 厄介なのがンドゥールとコンビを組んだみたいだな」 ポルナレフは、いまだに残った復讐者のことを想い、ため息をつかずにいられなかった。 ◆ 「失敗だ。離脱する」 ビルの頂上に立つンドゥールは、傍らの男に呼び掛ける。 その男はスクアーロ。目の見えぬンドゥールに、視覚情報を教えていた、 『クラッシュ』のスタンド使いだ。 「ああ………だがテニールはいいのか?」 「助けるほどの義理は無い。所詮、金のみによる絆だ。お互いにな」 スクアーロにしても、真剣に助ける気はなかったらしく、あっさりと納得する。 「俺としても目的がある。これ以上危ない橋を渡る気はないが………これからどうする?」 「ヴェルサスからの命令は果たした。俺の目的は、今はまだ果たせんようだ。 これ以上、この国にいることはない」 「わかった。まあしばらくはコンビを組ませてもらうぜ。俺の本当の相棒が見つかるまではな」 スクアーロは、おそらくこちらに来ているであろう、共に命を散らした友のことを想った。 「ああ………ヴェルサスが何をするつもりか知らぬが、下手にこの場にとどまって巻き込まれる気はない。 この国は早々に出るとしよう」 ンドゥールたちは、歩き出す。 それぞれの目的の為、未来の為、悪であり続けながらも、彼らは歩いていくのだ。 大切な人を心に宿して。 ◆ 「ヘイ、キラ・ヤマト。起きな。まだ終わっちゃいないぜ」 シンはコックピットから飛び出し、まだ倒れたままのキラに呼び掛ける。 キラは薄く目を開くと、ゆっくり上半身を起こした。 「まだ、僕に用があるのかい?」 「当たり前だ。まだ半分くらいしか、達成できちゃいない」 「………僕を殺すのか?」 「今のアンタは殺すまでも無く、死んでるようなモンだ。 許すわけじゃないが、殺したところで、どうなるもんでもない。だからここは逆に考えてみるさ」 シンはキラに向けて、手を伸ばした。 「帰って来い。隊長たちのいる方に」 それが、シンの目的のもう半分。 ブッ倒すことで、目的の半分は果たしたが、そっちがまだ残っている。 しかしキラは力なく首を横に振り、 「………無理だ。僕には、もうそんな資格はない。 僕には、もう戦って、人を殺すしかできないんだ。 そんな僕が、アスランやカガリのところに、行けるわけないだろ」 予想通りの返答に、シンはため息をつく。 「本当にわかっちゃいないなアンタ。それでも、アスラン隊長たちは、 そんなアンタでも帰ってきてほしいって思ってるんだ。 それにな、アンタは、戦うだけの人間じゃないさ」 「知ったふうなことを言うな!!」 キラは涙を流して激昂する。この怒りはシンへのものか、自分へのものか、 どうにもならない運命とやらへのものか、それはわからない。 それほどキラの心はもうグチャグチャで、どうしようもなくなっていた。 「はぁ………わかった、俺が証明してやるよ。アンタがまだ、救われる価値があることをな」 そしてシンは、拳銃を抜いた。 一瞬、キラはビクリとするが、シンから殺気のような感情を感じられず、疑問そうに銃を見つめる。 対するシンは、思い出していた。 ロドニアのラボで聞き、そしてキラと海上で戦った時に思い出した言葉。 『一つだけアドバイスだよ、お兄ちゃん』 それはどことも知れぬ、闇の中での言葉。 『もしも心迷った時は……』 大切な家族からの言葉。 『撃つべきじゃないよ』 (わかっているマユ。俺はもう覚悟を決めた。俺はもう――) シンは銃の安全装置を外し、その銃口を、 (迷わない!!) 己のこめかみに向けた。 ドゥンッ!! 銃声が響いた。銃口からは硝煙が立ち昇っている。 だが、放たれた弾丸は、シンの脳を撃ち抜いてはいなかった。 銃を握っていた腕は、別の手に掴まれ、銃はこめかみから引き離されていたから。 「………ほら」 シンは、自分を押し倒し、自分の手を必死の表情で掴んでいるキラに、声をかけた。 「やっぱりアンタ、戦いだけじゃないですよ」 「き、君は、何をやったかわかっているのか! 今、僕が君を止めなかったら、死んでしまっていたんだぞ!!」 実際、引き金は引かれている。銃弾は放たれている。 もし、あの一瞬でキラが飛び起き、シンを突き倒し、その手を引っ張らなければ、 確かにシンは、今頃脳漿を地面にぶちまけていただろう。 「ああ………けど、アンタは止めてくれただろう?」 「………そんな、そこまで、そこまで僕を信じたっていうの? こんな僕を、信じたって言うの?」 「うぬぼれるなよ。そこまでアンタのことを信じちゃいないさ。 けど………アスラン隊長や、カガリ代表は、アンタのことを信じている。 俺は彼らのことは、まあ大体は信じられる。だから、彼らが信じるアンタを信じることにした。 それだけさ」 シンは呆然としているキラに、続けて言った。 「それよりさ、アンタはまだ、人の命を助けられるだけの、力と心がちゃんとあるじゃないか。 まだ、アンタは落ち切っちゃいない」 キラの顔が、クシャクシャと歪む。 「だから………こっちに来い。そして、彼らに会ってやってくれよ」 キラの双眸から涙があふれ、彼は声をあげて泣き出した。 何分か、何十分か、泣き続けた後、キラは力尽きたように眠りに落ちた。 その寝顔は、どこにでもいる少年のものと、何も変わらなかった。 「………さて」 そしてシンは立ち上がり、その足を会場の方へと向ける。 デスティニーが壊れた今、もう彼はこの戦場から撤退するべきなのだろうけど、シンには感じられたのだ。 そこで、何かが起きると。何かが待っていると。 それは『SEED』の力か、『凄み』か、ただのなんてことのない『勘』なのか、わからないが、 シンは行くことに何の疑問もなかった。 かくして、一つの決着がつき、シン・アスカは次なる決着をつけにいく。 既に覚悟は、できていた。 TO BE CONTINUED
https://w.atwiki.jp/12568945/pages/18.html
3000 S クアンタ、フルクロス A ストライクフリーダム デスティニー > マスター クスィ B ターンエックス ニュー > ユニコーン ハイニュー V2 ダブルエックス ダブルオー C ウイングゼロ、ターンエー 2500 S トールギス インフィニットジャスティス ジオ A フリーダム ストライクノワール B Z > X1 試作三号機 C ゴッド ケルディム デスサイズ ゴトラタン アルケー>サザビー シナンジュ ZZ D X2 ラファエル クシャトリヤ キュベレイ 2000 S なし A シャア専用ゲルググ B ジオング フォビ ヘビア>スサ ドラゴン ブルーディスティニー C ガンダム デルタプラス ブルーフレーム レッドフレーム メッサーラ F91 ヴァサーゴ>ストライク ゴールドスモー ゴールドフレーム 百式 ガナーザク デュナメス エクシア ブロヴィデンス D 試作一号機 試作二号機 1000 S ザク改 ヒルドルブ A なし B グフ ラゴゥ C Ez8 ベルガギロス > アレックス アリオス ヅダ アッガイ D ザクⅢ改 ガンイージ キュベレイMKⅡ Q、左に行くほど強いとか? A、多分無さそうです。 Q、コピペ? A、コピペ (function(i,s,o,g,r,a,m){i[ GoogleAnalyticsObject ]=r;i[r]=i[r]||function(){ (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o), m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m) })(window,document, script , //www.google-analytics.com/analytics.js , ga ); ga( create , UA-46713704-1 , atwiki.jp ); ga( send , pageview );